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症例
血管内治療による親血管閉塞後にDejerine-Roussy症候群を来した未破裂後大脳動脈瘤(P2部)の1例
著者: 石黒友也1 小宮山雅樹1 松阪康弘1 森川俊枝1 山中一浩1 岩井謙育1 安井敏裕1
所属機関: 1大阪市立総合医療センター脳神経外科
ページ範囲:P.1217 - P.1221
文献購入ページに移動Neck clippingが困難な巨大動脈瘤や紡錘状動脈瘤に対する治療としてtrappingや親動脈遮断術が行われているが2,6-8),近年では血管内治療による親動脈閉塞でも良好な成績が報告されている1,3,4).Balloon occlusion test(BOT)により親動脈閉塞後の虚血の予測を行うが,その判定が困難な場合もある1,4).今回,後大脳動脈P2部の未破裂紡錘状動脈瘤に対してBOTにより虚血症状の出現がないことを確認後にGuglielmi detachable coil(GDC)を用い瘤内塞栓および親血管閉塞術を施行したところ,術後数時間してDejerine-Roussy症候群を来した症例を経験したので報告する.
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