文献詳細
文献概要
連載 脳外科医に必要な神経病理の基礎・5
感染症・プリオン病
著者: 岩城徹1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院脳神経病研究施設病理部門
ページ範囲:P.1239 - P.1246
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
中枢神経系の感染症は原因別には細菌・ウイルス・真菌・寄生虫・プリオンと様々な病原因子があり,また病型により,髄膜の感染(髄膜炎・硬膜下蓄膿・硬膜外膿瘍)と脳実質の感染(脳炎・脳膿瘍・肉芽腫)に大きく分けられる.ここではこれらを網羅することはせず,致死性,または激症な経過をたどる感染症を主に取り上げ,さらにプリオン病などトピック的な疾患についても言及する.
中枢神経系の感染症は原因別には細菌・ウイルス・真菌・寄生虫・プリオンと様々な病原因子があり,また病型により,髄膜の感染(髄膜炎・硬膜下蓄膿・硬膜外膿瘍)と脳実質の感染(脳炎・脳膿瘍・肉芽腫)に大きく分けられる.ここではこれらを網羅することはせず,致死性,または激症な経過をたどる感染症を主に取り上げ,さらにプリオン病などトピック的な疾患についても言及する.
掲載誌情報