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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻12号

2002年12月発行

文献概要

症例

Primary intracerebral malignant fibrous histiocytomaの1例

著者: 東山巨樹1 笹嶋寿郎1 木内博之1 桑原直行1 溝井和夫1

所属機関: 1秋田大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.1315 - P.1322

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Ⅰ.はじめに
 Malignant fibrous histiocytoma(MFH)は,四肢あるいは後腹膜といった軟部組織に好発する悪性腫瘍で,頭蓋内原発MFHは,1976年にGonzalez-Vitaleら9)が初めて報告して以来,現在までに33例1-3,5,8,11,13,18,20,22,23,25,26)が報告されている.そのうちで,脳内に発生したMFHは今回文献を渉猟した限りでは8例2,3,8,13,18,20,22,23)にすぎず,組織学的に悪性転化が確認された報告はみられない.
 最近,再発時に悪性転化を来したintracerebral MFHの1手術例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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