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集中連載 21世紀の脳神経外科
小児神経外科領域の現状と展望
著者: 程塚明1 田中達也1
所属機関: 1旭川医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.131 - P.141
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
小児神経外科領域においては,水頭症に代表される中枢神経系先天奇形を始め,脳腫瘍,頭部外傷,脳血管障害など,ほぼ脳神経外科全般にわたる疾患群を含んでいる.しかし,成人と異なり,小児ならではの病因・病態があり,その診断や治療においても特殊性を有している.また,小児神経外科領域においても他の分野同様,基礎研究や臨床研究において著明な進歩が認められた.一方,21世紀に向けての課題や展望も明らかとなってきた.以下に主要な各分野における現状と展望につき概説する.
小児神経外科領域においては,水頭症に代表される中枢神経系先天奇形を始め,脳腫瘍,頭部外傷,脳血管障害など,ほぼ脳神経外科全般にわたる疾患群を含んでいる.しかし,成人と異なり,小児ならではの病因・病態があり,その診断や治療においても特殊性を有している.また,小児神経外科領域においても他の分野同様,基礎研究や臨床研究において著明な進歩が認められた.一方,21世紀に向けての課題や展望も明らかとなってきた.以下に主要な各分野における現状と展望につき概説する.
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