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文献概要
集中連載 21世紀の脳神経外科
脳卒中の外科の現状と未来
著者: 小川彰12
所属機関: 1岩手医科大学脳神経外科 2第31回日本脳卒中の外科学会
ページ範囲:P.359 - P.364
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
脳卒中の外科の開拓の歴史は近代脳神経外科の創設に重なり20世紀初頭から始まった.以来,各種診断治療機器の進歩発展に支えられ,現代に花開いたと言える.その意味で20世紀前半は脳卒中の外科の創設期であった.20世紀後半は脳卒中救急医療の確立や病態解明,そして治療法の確立を始めとする脳卒中の外科の成熟期と言える.本稿では脳卒中の外科が治療の歴史を振り返り,現在の脳卒中の外科が抱える問題点と21世紀の近未来への展望について述べる.
脳卒中の外科の開拓の歴史は近代脳神経外科の創設に重なり20世紀初頭から始まった.以来,各種診断治療機器の進歩発展に支えられ,現代に花開いたと言える.その意味で20世紀前半は脳卒中の外科の創設期であった.20世紀後半は脳卒中救急医療の確立や病態解明,そして治療法の確立を始めとする脳卒中の外科の成熟期と言える.本稿では脳卒中の外科が治療の歴史を振り返り,現在の脳卒中の外科が抱える問題点と21世紀の近未来への展望について述べる.
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