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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻5号

2002年05月発行

文献概要

症例

くも膜下出血で発症し,脳血管撮影にて完全閉塞の所見を呈したM2部解離性中大脳動脈瘤の1例

著者: 中島進1 野村貞宏1 友清誠1 古川義彦1 下川尚子1 中川摂子1 姉川繁敬1 林隆士1

所属機関: 1聖マリア病院脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.541 - P.545

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Ⅰ.はじめに
 近年,解離性中大脳動脈瘤の報告が増加しているが,診断と治療に難渋している症例が多い.われわれも,くも膜下出血と脳出血を併発したM2部解離性中大脳動脈瘤の1例を経験したが,術前の脳血管撮影にてM2末梢部の完全閉塞の所見を呈していたために,明らかな術前診断ができずに緊急手術に臨んだ症例であった.診断と治療に関し,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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