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研究
内視鏡観察による慢性硬膜下血腫内腔所見の検討
著者: 塩見直人12 橋本直哉1 武内勇人1 山中巧1 中川伸明1 峯浦一喜1
所属機関: 1京都府立医科大学脳神経外科 2久留米大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.717 - P.722
文献購入ページに移動慢性硬膜下血腫は頭部打撲を契機として,何らかの原因により血腫被膜が形成され,その後血腫内腔に出血が生じて血腫が増大して発生するとされる7,10,20).しかし,成因はいまだ完全には明らかでなく,その解明には本疾患の自然史および血腫の増大機序の把握が重要である.われわれは本疾患の手術において,術後の残存空気を速やかに排除する目的で,内視鏡を用いて血腫最前にドレナージを挿入する方法を行ってきた10).今回,術中に内視鏡観察で得られた血腫内腔所見と外傷からの期間および再発との関係について解析し,本症の自然史および血腫増大機序を考察することにより,本疾患の治療において有益と考えられる二,三の知見を得たので報告する.
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