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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻7号

2002年07月発行

文献概要

症例

Propionibacterium acnesによる開頭術後の硬膜下膿瘍

著者: 魚住洋一1 苗代弘1 肥後礼子1 大谷直樹1 福井伸二1 鈴木隆元1 石原正一郎1 加藤裕1 都築伸介1 宮澤隆仁1 島克司1 徳丸阿耶2 相田真介3

所属機関: 1防衛医科大学校脳神経外科 2防衛医科大学校放射線科 3防衛医科大学校中検病理

ページ範囲:P.731 - P.733

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Ⅰ.はじめに
 開頭手術の術後合併症として感染症は常に念頭に置かねばならないが,近年の抗菌療法の進歩および手術室の清浄度の向上に伴って極めて少なくなった.今回われわれは髄膜腫の術後に合併した硬膜下膿瘍の1例を経験した.膿瘍内容から皮膚の常在菌であるPropionibacterium acnes(P.Ac-nes)を検出した.稀な症例で過去の報告にない早い経過を辿り,MRI所見が診断上有用であったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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