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症例
顔面神経鞘腫に対する手術・定位放射線外科の併用療法
著者: 礒野直史1 田村陽史1 黒岩敏彦1 長澤史朗2 山下正人3 田辺英紀4 小川直子1
所属機関: 1大阪医科大学脳神経外科 2蘇生会総合病院脳神経外科 3生駒総合病院脳神経外科 4城山病院脳脊髄外科センターガンマナイフ部
ページ範囲:P.735 - P.739
文献購入ページに移動脳神経に発生する神経鞘腫の中で顔面神経鞘腫は聴神経鞘腫,三叉神経鞘腫に次ぐ稀な腫瘍である3).本腫瘍の治療においては,顔面神経運動機能の温存が患者の機能予後を決定するうえで重要な問題である.今回われわれは,錐体骨内から中頭蓋窩に進展した顔面神経鞘腫を経験し,外科的摘出と定位放射線外科療法を組み合わせることによって顔面神経および聴力機能を温存し,顔面痙攣が改善した症例を経験したので報告する.
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