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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻8号

2002年08月発行

文献概要

症例

人工透析患者の内頸動脈狭窄症に対する内頸動脈内膜剥離手術(CEA)

著者: 松本勝美1 赤木功人1 安部倉信1 坂口健夫1 富島隆宏1 平田雅之1 青木正之1

所属機関: 1阪和記念病院脳神経外科

ページ範囲:P.869 - P.873

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Ⅰ.はじめに
 長期透析を受けている患者は動脈硬化が進行しやすく種々の動脈の閉塞性病変を合併する12,13,16).最近は透析管理の向上により長期予後が改善した反面,透析中に末梢血管の閉塞や冠動脈の狭窄を合併する例が多くなり外科的治療を要する症例も増加している9,11).頸部頸動脈病変についても非透析患者に比べ動脈硬化性病変が多いとされているが10,13,17)手術例の報告はまれである.今回,透析中に頸動脈病変が発見された2手術例を経験したので非透析患者の内頸動脈内膜剥離手術(CEA)との差違や手術適応について,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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