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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻9号

2002年09月発行

文献概要

症例

保存的加療後に外科的治療を要した環椎破裂骨折(Jefferson fracture)の2症例

著者: 山本博道1 栗本昌紀1 林央周1 大森友明1 平島豊1 遠藤俊郎1

所属機関: 1富山医科薬科大学脳神経外科

ページ範囲:P.987 - P.991

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Ⅰ.はじめに
 環椎破裂骨折(Jefferson fracture)は比較的稀な脊椎の骨折で2),治療法の選択については多様な見解がある.環椎破裂骨折のみの例の大部分は,環軸椎亜脱臼などの不安定性を来すことは少なく,治療はhalo vestなどの外固定が有効で,手術が必要となることは稀であるz1,2,4,6,9,11)
 今回,保存的加療の後に外科的治療を要した環椎破裂骨折の2症例を経験したので,治療上の問題点と手術のタイミングにつき若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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