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読者からの手紙
手紙に対する返答
著者: 久保重喜1
所属機関: 1大阪脳神経外科病院
ページ範囲:P.1027 - P.1027
文献購入ページに移動われわれの論文に対しての貴重なご意見有難うございました.ご指摘のとおり,VPシャントに移行できる時期に,あえて一時的に体外VAシャントを行う必要性は少ないように思われます.しかし,出血後の髄液の正常化の度合いは個々の症例ごとに違いがあり,髄液中の蛋白濃度が高くパーマネントなVPシャントに移行するのに躊躇されるときなどに,本方法は利用できるものと思われます.論文中で今後の可能性として示しましたが,フィルターを有し安全なバルブが開発されれば,急性期の血性髄液でも使用できるかもしれません.しかし当面は,脳腫瘍は播種の問題があるため別として,ご指摘のように小脳梗塞による水頭症などが最もよい適応かと思われます.
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