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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科31巻1号

2003年01月発行

文献概要

症例

ステロイドが著効したと考えられるchronic intracerebral hematomaの1例

著者: 南都昌孝1 須川典亮1 天神博志1

所属機関: 1京都府立与謝の海病院脳神経外科

ページ範囲:P.49 - P.54

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Ⅰ.はじめに
 脳内出血は急激な症状の発現が一般的である.しかし脳内出血の一部には長い期間経過した後,被膜化した占拠性病変としてあたかも脳腫瘍のように徐々に症状を呈するものがある.Yashonら9)は1978年にこのような症例を“chronic intracere—bral hematoma”として報告した.その後“chronicencapsulated intracerebral hematoma”(Hirshら,1981)3),“chronic expanding intracerebral hemato—ma”(Pozzatiら,1986)6)などとして好発部位,経過,画像診断,病理診断,治療などについての報告がなされてきた.今回われわれはステロイドが著効したと考えられる“chronic intracerebral he—matoma”の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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