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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科31巻1号

2003年01月発行

文献概要

症例

多発性細菌性動脈瘤の1例

著者: 八木貴1 堀越徹1 宮澤伸彦1 八木下勉1 佐藤英治1 佐藤浩企1 貫井英明1

所属機関: 1山梨大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.69 - P.73

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Ⅰ.はじめに
 細菌性動脈瘤は比較的稀な疾患である.以前は破裂例の予後は極めて悪いと報告されていたが3,6),近年,診断技術の進歩,血管内治療の発達などにより治療成績が向上している4).しかし感染性心内膜炎という重篤な基礎疾患を背景にもつ例が多く,患者の状態に応じて適切な治療を選択する必要がある.今回われわれは,細菌性動脈瘤診断後の経過中に他部位に発生した動脈瘤より出血を生じた多発性細菌性動脈瘤の1例を経験した.細菌性動脈瘤に対する適切な治療法の選択について,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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