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連載 医療保険制度の問題と改革への提言・11
現場からの実例・提言:セカンド・オピニオン—脳神経外科における相談料(技術料)について
著者: 山下純宏1
所属機関: 1金沢大学大学院医学系研究科脳機能制御学(脳神経外科学)
ページ範囲:P.101 - P.107
文献購入ページに移動患者さんが「セカンド・オピニオン」を求めて来診された時に,どんなに時間をかけて相談に乗り親切に説明しても,今回紹介する事例のように,患者負担額は初診料を含めて数千円以下です.われわれのように国立大学病院に勤務する医師の場合は国家公務員(文部教官)ですから,長い手術などで朝から深夜までぶっ続けに働いても,あるいは受け持ちの重症患者のために時間外に深夜まで,あるいは日曜休日に出勤して働いても,「当直医」に当たっていない限り,時間外手当は全く支給されません,文部教官ですから,「教育と研究」のみが仕事の他学部の教官と同じ給料しか支給されません.
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