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症例
神経内視鏡手術が有効であったラトケ嚢胞の1例—鞍上部嚢胞性病変に対する経脳室アプローチ
著者: 中原由紀子12 前田健二1 古賀壽男1 田渕和雄2
所属機関: 1唐津赤十字病院脳神経外科 2佐賀大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.1207 - P.1212
文献購入ページに移動近年,神経内視鏡は脳神経外科領域で広く応用されてきており,手術支援機器のみならず,その低侵襲性から治療手段としての使用が増加してきている9,13,15),脳腫瘍に対しては,脳室内に存在し嚢胞性であるものが神経内視鏡手術のよい適応とされている5,6,8,9,11).今回,われわれはラトケ嚢胞の1例に対し神経内視鏡を用い,側脳室および第三脳室経由にて嚢胞開放および被膜の部分切除術を行い,良好な結果を得たので報告する.
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