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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科31巻11号

2003年11月発行

文献概要

症例

Lymphocytic infundibuloneurohypophysitisの2例

著者: 寺尾亨14 田屋圭介1 沢内聡1 中崎浩道1 沼本ロバート 知彦1 山口由太郎1 村上成之1 阿部俊昭2 橋本卓雄3

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属柏病院脳神経外科 2東京慈恵会医科大学脳神経外科 3聖マリアンナ医科大学脳神経外科 4東大宮総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.1229 - P.1235

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Ⅰ.はじめに
 下垂体後葉から下垂体茎にかけての慢性炎症性疾患,lymphocytic infundubuloneurohypophysitis:LIHが近年報告されるようになり1,7,11),特発性尿崩症を呈する疾患の中に本病態が潜在している可能性が示唆されている.今回われわれは,尿崩症で発症しMRIで特徴的な所見を認めたLIHと考えられた2症例を経験した.同症例を報告すると同時に,1989年以降に報告された51例を検討したためその臨床症状,画像所見および組織確認の必要性につき考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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