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症例
潜在性多発性骨髄腫に合併した脳膿瘍の1例
著者: 西本武史12 門田秀二1 渡辺憲治1
所属機関: 1JA尾道総合病院脳神経外科 2北九州総合病院脳神経外科
ページ範囲:P.1303 - P.1307
文献購入ページに移動脳膿瘍は予後が悪く,後手にまわらないように抗生剤加療・膿瘍吸引・開頭手術などの積極的加療を要する.そのため,脳膿瘍の早期診断はもちろん,その菌体の早期確認や原疾患の早期発見も非常に重要である.今回われわれは壮年者脳膿瘍の術後に多発性骨髄腫と診断された1例を経験したので若干の文献的考察を加え,免疫低下患者における脳膿瘍と今回検出された特異な菌体について報告する.
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