icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科31巻3号

2003年03月発行

文献概要

症例

脳梁膨大部の脳出血でみられた近時記憶障害

著者: 岡泰寛1 前島伸一郎1 森田修平1 石田和也1 國本健1 吉田宗人1 坊岡進一1 岸田知佳1 上好昭孝1

所属機関: 1和歌山県立医科大学リハビリテーション科

ページ範囲:P.289 - P.295

文献購入ページに移動
Ⅰ.はじめに
 古くからPapezの回路と記憶との関係が論じられ,海馬や視床病変で健忘症候群が生じたとする報告は多い6).一方,脳弓や脳梁膨大部後部領域の病変でも記憶障害がみられることが知られているが,その報告例は少ない1,4,9,15,16,18).今回われわれは,脳梁膨大部後部領域の病変由来と思われる記憶障害を呈した脳出血の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら