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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科31巻3号

2003年03月発行

文献概要

連載 脳外科医に必要な神経病理の基礎・9

腫瘍(1)グリオーマ

著者: 中里洋一1

所属機関: 1群馬大学医学部第一病理学教室

ページ範囲:P.326 - P.331

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Ⅰ.はじめに
 グリア(glia)およびその母細胞から発生する腫瘍がグリオーマ(glioma)であり,脳実質腫瘍の大半を占めている.成熟したグリアは4種類に分類され,それぞれから腫瘍が発生すると考えられるが,小膠細胞(microglia)の腫瘍はまだ知られていないので,実際には星細胞(astrocytes),乏突起膠細胞(oligodendroglia),上衣細胞(epen-dymal cells)に関連した腫瘍が存在する.グリオーマには多数の種類があり,その生物学的性質も様々である.したがって正確な診断が治療上も研究上も不可欠である.本項では胎児性腫瘍を除くグリオーマの病理学的特徴を簡潔に述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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