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連載 医療保険制度の問題と改革への提言・14
日本版「DRG-PPS(急性期入院医療定額払い方式)」について
著者: 桜井芳明1
所属機関: 1国立仙台病院
ページ範囲:P.339 - P.342
文献購入ページに移動厚生労働省は,医療費の適正配分(抑制)と,さらにわが国のかかえている医療改革の切り札の1つとして,1998年(平成10年)11月より,全国公的病院10施設を対象に,急性期入院医療費の「まるめ」の施行を始めた.さらに2001年(平成13年)4月からは,全国66病院に対象施設を広げ,2003年(平成15年)4月からは特定機能病院で包括払い制度が導入される予定であり,いよいよ本格化してきた.当院は1998年11月以来,急性期入院医療定額払いの対象病院となっているので,その実際を紹介し,多少のコメントを加えてみたい.
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