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症例
サッカーの試合中ヘディング後に発症した椎骨動脈閉塞の1例
著者: 本橋蔵1 亀山元信1 昆博之1 藤村幹1 小沼武英1
所属機関: 1仙台市立病院脳神経外科
ページ範囲:P.431 - P.434
文献購入ページに移動外傷性椎骨動脈損傷は稀であり外傷性頸動脈損傷に比して頻度は低いとされていたが,近年数々の報告がなされるようになり,なかでもスポーツやカイロプラクティックなどの鈍的頭部外傷による椎骨動脈損傷が散見される3,7,10-13,16).しかしながらサッカーのヘディングで発症した症例の報告はわれわれが渉猟し得た限りでは極めて稀なものであった.今回われわれはサッカーの試合中ヘディングをした後に椎骨動脈閉塞を来した稀な症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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