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症例
Sudden stroke-like onsetを呈した脳膿瘍の1例
著者: 森憲司1 三輪和弘1 原秀1 中島利彦1 上田竜也2 横山和俊2 坂井昇3
所属機関: 1中部療護センター脳神経外科 2木沢記念病院脳神経外科 3岐阜大学脳神経外科
ページ範囲:P.443 - P.448
文献購入ページに移動脳膿瘍は発熱,頭痛などを初発症状とし亜急性に片麻痺,失語症などの神経脱落症状が出現してくることが多い.一方,突然に片麻痺等の神経症状を呈して発症するsudden stroke-like onsetの脳膿瘍は大変稀で,症状が突然発生する機序も不明である.
今回われわれは,感染性心内膜炎に合併したsudden stroke-like onsetを呈する脳膿瘍を経験し,全経過をMRIにて観察することができた.特に,発症時のMRIについての報告はこれまでになく,突然発症の機序を考えるうえで大変興味深いものであり,文献的考察を加えて報告する.
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