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症例
結節性硬化症を伴わないsubependymal giant cell astrocytomaの1例
著者: 渡邊陽祐1 沖修一1 右田圭介1 磯部尚幸1 岡崎貴仁1 並河慎也1
所属機関: 1広島市立安佐市民病院脳神経外科
ページ範囲:P.543 - P.548
文献購入ページに移動Subependymal giant cell astrocytoma(SGCA)は,結節性硬化症に随伴し脳室上衣下に特異な病理像を呈する腫瘍である.若年者の側脳室壁に好発し,限局性の脳室内腫瘤として増殖するが,モンロー孔を閉塞し水頭症で発見されることも多い,一方近年,結節性硬化症の徴候を認めないSGCAの報告が散見される2-9,13-15,17.今回われわれは,結節性硬化症を伴わないと考えられるSGCAの1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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