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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科31巻8号

2003年08月発行

文献概要

症例

Radiosurgery直後に腫瘍出血を生じた転移性脳腫瘍の1例

著者: 内野正文12 北島悟1 宮崎親男1 大塚隆嗣1 清木義勝1 柴田家門1

所属機関: 1東邦大学脳神経外科 2済生会横浜市南部病院脳神経外科

ページ範囲:P.911 - P.916

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Ⅰ.はじめに
 転移性脳腫瘍に対するStereotactic Radiosur-gery(SRS)はその高い局所制御率,生存率の延長,QOLの向上が得られることより,多くの症例で治療の第一選択となっている.
 また照射に伴う放射線壊死や脳浮腫といった重篤な合併症は晩期に生じるものがほとんどで,中間生存期間が1年未満の転移性脳腫瘍患者に対しては特に深刻なものとは考えられておらず,SRSは安全に施行できる治療と考えられている.しかし,今回われわれは照射直後に生じた症候性の腫瘍出血(peri-tumoral hemorrhage)を経験したので,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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