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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科31巻9号

2003年09月発行

文献概要

症例

左中頭蓋窩に原発したmeningeal melanocytomaの1例

著者: 湯川宏胤1 関博文1 菅原孝行1 朴永俊1 樋口紘1 小野貞英2

所属機関: 1岩手県立中央病院脳神経外科 2岩手県立中央病院病理科

ページ範囲:P.1023 - P.1028

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Ⅰ.はじめに
 原発性meningeal melanocytomaは,稀な疾患であり,頭蓋内では後頭蓋窩やMeckel's caveに多いとされ,比較的予後良好といわれている5,20).本症例は中頭蓋窩底部から左側頭葉に進展した原発性meningeal melanocytomaであり,小脳テント上では21例目の報告である.Meningeal melanocy-tomaはmalignant melanoma, pigmented men-ingioma等との鑑別が問題となる.しかし,その鑑別は画像上では困難な場合が多い.今回われわれは,術中にこのような症例に遭遇した場合どう対応すべきか,外科的な立場から考察したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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