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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科32巻10号

2004年10月発行

文献概要

連載 頭蓋骨腫瘍の臨床と病理(7)

頭蓋骨巨細胞腫,筋線維腫,骨Paget病

著者: 河本圭司1 我妻敬一1 大石哲也1 上坂達郎1 瀬野敏孝1 川口琢也1 中嶋安彬2

所属機関: 1関西医科大学脳神経外科 2京都大学医学部附属病院病理部

ページ範囲:P.1085 - P.1090

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 Ⅰ.頭蓋骨巨細胞腫(giant cell tumor)

 1.定義

 多核巨細胞の存在が強調されがちだが,増殖の本体は単核細胞である.組織起源は不明であるが,多核巨細胞は未分化間葉もしくは組織球性マクロファージに由来する単核細胞が癒合したものとみる意見や,細胞分裂を伴わない核分裂の繰り返しにより単核細胞が多核化したとする考え方もある.頭蓋骨のPaget 病に続発した巨細胞腫も報告されている9)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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