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症例
全摘した20年後に多発性に再発した小脳血管芽腫の1例
著者: 隅田昌之1 田口治義1 江口国輝1 黒木一彦1 村上太郎1 秋光知英2
所属機関: 1厚生連廣島総合病院脳神経外科 2たかの橋中央病院ガンマナイフセンター
ページ範囲:P.263 - P.268
文献購入ページに移動血管芽腫は,成人の小脳に発生する血管に富んだ良性腫瘍である.単独病変として発生する場合とvon Hippel-Lindau(VHL)病の一部として出現する場合がある.多発性も約10~15%に認められる.長期に観察すると一部では多発性に再発すると報告されている3).今回われわれは,血管芽腫摘出20年後に小脳に多発性に再発を認めた1例を経験したので報告する.
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