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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科32巻3号

2004年03月発行

文献概要

症例

全摘した20年後に多発性に再発した小脳血管芽腫の1例

著者: 隅田昌之1 田口治義1 江口国輝1 黒木一彦1 村上太郎1 秋光知英2

所属機関: 1厚生連廣島総合病院脳神経外科 2たかの橋中央病院ガンマナイフセンター

ページ範囲:P.263 - P.268

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 Ⅰ.はじめに

血管芽腫は,成人の小脳に発生する血管に富んだ良性腫瘍である.単独病変として発生する場合とvon Hippel-Lindau(VHL)病の一部として出現する場合がある.多発性も約10~15%に認められる.長期に観察すると一部では多発性に再発すると報告されている3).今回われわれは,血管芽腫摘出20年後に小脳に多発性に再発を認めた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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