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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科32巻3号

2004年03月発行

文献概要

症例

穿頭ドレナージ術にて治療した高齢者急性特発性硬膜下血腫の3症例

著者: 遠藤英徳1 府川修1 増山祥二1 川瀬誠1

所属機関: 1いわき市立総合磐城共立病院脳神経外科

ページ範囲:P.271 - P.276

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 Ⅰ.はじめに

非外傷性急性硬膜下血腫の内,出血源となる基礎疾患がない例が数多く報告され,急性特発性硬膜下血腫と呼ばれている4,6,9,12).一般的に外傷性硬膜下血腫と比較して予後は良好であるが4),高齢者における治療法は確立されていない6).今回われわれは,高齢者の急性特発性硬膜下血腫3症例を穿頭ドレナージ術で治療し,良好な結果を得たので文献的考察を加えて報告する.なお,穿頭ドレナージ術とは局所麻酔下に穿頭し,血腫腔内にドレナージを挿入して血腫を排出する方法である11)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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