icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科32巻3号

2004年03月発行

文献概要

症例

MRI拡散強調画像が診断,治療に有用であった深部静脈血栓症の1治験例

著者: 今田裕尊1 井川房夫1 川本仁志2 大林直彦1 日高敏和3 尾上亮4 松重俊憲1 梶原洋介1 鮄川哲二1

所属機関: 1島根県立中央病院脳神経外科 2廣島総合病院脳神経外科 3広島大学医学部脳神経外科 4マツダ病院脳神経外科

ページ範囲:P.285 - P.289

文献購入ページに移動
 Ⅰ.はじめに

これまでわれわれは静脈血栓症の拡散強調画像(diffusion weighted image;DWI)所見について報告してきた12)が,今回,DWI所見が診断と治療に有用であった脳深部静脈血栓症(venous thrombosis;VT)の1例を経験した.DWIは可逆的な血管原性浮腫と非可逆的な細胞毒性浮腫を鑑別でき,治療方針の決定にも役立つことが示唆されたため,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?