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研究
もやもや病の直接吻合術におけるより確実な方法
著者: 東保肇1
所属機関: 1医療法人孔明会東保脳神経外科
ページ範囲:P.327 - P.331
文献購入ページに移動 Ⅰ.はじめに
もやもや病は両側内頸動脈先端部を中心に緩徐な閉塞が起こり,その代償としてそれらの末梢への側副路が発達してくる.
もやもや病の虚血に対しては間接吻合術,直接吻合術あるいは両者を組み合わせた方法が適用される.
今回,中大脳動脈領域の虚血に対して施行される直接吻合術である浅側頭動脈(STA)‐中大脳動脈(MCA)吻合術1)の際の手技上の工夫につき筆者の経験をもとに,より確実な吻合の工夫を述べる.
もやもや病は両側内頸動脈先端部を中心に緩徐な閉塞が起こり,その代償としてそれらの末梢への側副路が発達してくる.
もやもや病の虚血に対しては間接吻合術,直接吻合術あるいは両者を組み合わせた方法が適用される.
今回,中大脳動脈領域の虚血に対して施行される直接吻合術である浅側頭動脈(STA)‐中大脳動脈(MCA)吻合術1)の際の手技上の工夫につき筆者の経験をもとに,より確実な吻合の工夫を述べる.
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