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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科32巻4号

2004年04月発行

文献概要

研究

特発性脊髄硬膜外血腫の臨床的検討

著者: 君和田友美1 高橋敏行1 清水宏明1 冨永悌二2

所属機関: 1広南病院脳神経外科 2東北大学大学院神経外科学分野

ページ範囲:P.333 - P.338

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 Ⅰ.はじめに

特発性脊髄硬膜外血腫(SSEH:spontaneous spinal epidural hematoma)は比較的稀な疾患であるが,近年その報告例は増加しており臨床像,画像所見が明らかになってきている.頸部痛あるいは背部痛に続発し神経症状を呈することが多いが,発症頻度も少ないため脳卒中や心大血管病変の精査が優先され診断の盲点となる場合もある.早期治療にて良好な予後が期待できるため,迅速な診断が要求される重要な救急疾患である.当院にて経験した10例のSSEHについて臨床的に検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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