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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科32巻6号

2004年06月発行

文献概要

症例

Supratentorial Primitive Neuroectodermal Tumorの1手術例

著者: 大前智也1 高橋和孝1 笹嶋寿郎1 菅原卓1 木内博之1 東山巨樹1 溝井和夫1

所属機関: 1秋田大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.619 - P.625

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 Ⅰ.はじめに

Supratentrial primitive neuroectodermal tumor(sPNET)は大脳半球に発生した未分化な神経外胚葉性細胞からなる小児脳腫瘍として1973年にHartとEarleにより提唱された6).1986年には中枢神経系に発生する中枢性PNETと末梢神経や骨・軟部組織に発生する末梢性PNETという概念が提唱され3),2000年のWHO分類でsPNETは乳幼児期に好発する稀な胎児性腫瘍に分類されている15,18)

 最近,思春期に発症したsPNETの稀な1例を経験し,MRIにおける拡散強調像とFLAIR像が鑑別診断に有用であったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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