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総説
脳神経救急―脳神経外科と救急医学のこれから
著者: 三宅康史1 有賀徹1
所属機関: 1昭和大学医学部救急医学
ページ範囲:P.917 - P.926
文献購入ページに移動 Ⅰ.はじめに
脳神経外科をsubspecialtyとし救命救急センターで重症患者の治療にあたる救急医学の専門医がいる.彼らは脳神経外科専門医と協力し,互いの長所をいかしながら脳神経外科救急患者の治療にあたっている.このような方法は,今後の救急医療の質の向上に寄与すると考えられる.救急医学専門医と脳神経外科専門医の双方の特長をいかすためにも,疾患に対する共通の価値観を再確認し,それぞれの得意分野における高度な知識と技術とを認め合うことが必要である.本稿の焦点はこの意義について考察することである.
脳神経外科をsubspecialtyとし救命救急センターで重症患者の治療にあたる救急医学の専門医がいる.彼らは脳神経外科専門医と協力し,互いの長所をいかしながら脳神経外科救急患者の治療にあたっている.このような方法は,今後の救急医療の質の向上に寄与すると考えられる.救急医学専門医と脳神経外科専門医の双方の特長をいかすためにも,疾患に対する共通の価値観を再確認し,それぞれの得意分野における高度な知識と技術とを認め合うことが必要である.本稿の焦点はこの意義について考察することである.
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