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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科33巻10号

2005年10月発行

文献概要

連載 IT自由自在

覚醒下手術記録システムIEMAS

著者: 伊関洋1 南部恭二郎1

所属機関: 1東京女子医科大学先端生命医科学研究所大学院医学研究科先端生命医科学系専攻先端工学外科学分野

ページ範囲:P.1028 - P.1031

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はじめに

 言語野近傍の悪性脳腫瘍(glioma)に対し,摘出率の最大化と合併症の最小化を目指して,覚醒下手術にて言語野を温存する手技が普及しています.覚醒下手術を安全確実に行うことを目的として,awake surgery 研究会が脳腫瘍の外科学会と同時期に,山形大学の嘉山孝正教授を会長として一昨年より開催されています.関心のある方は,是非ご参加ください.言語野の同定にあたり,刺激した部位と被検者の反応を正確に記録することが,手術を安全に導く第一歩です.術中の煩雑さの中で,いかに簡単に検査のログを取るかが求められ,試行錯誤のうえで開発したのがIEMAS(Fig. 1)です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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