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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科33巻11号

2005年11月発行

文献概要

新臨床研修医にのぞむこと

著者: 林隆士1

所属機関: 1聖マリア病院脳神経外科

ページ範囲:P.1043 - P.1044

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 新臨床研修の制度化がなされて早くも1年半を経過した.彼らの背後には今後特に,2年の義務年限を終え,3年目からの自力で行う診療生活が目前に迫っているのである.事実,このところ公的機関や民間会社が主催する「後期研修医プログラム」の参加病院による合同説明会がなされ,熱心に研修医が聞き入っている姿が印象的である.

 さて,新臨床研修医制定には概ね3点が狙いとされている.それは,医師としての人格を涵養すること,プライマリ・ケアへの理解を高め,患者を全人的に診ることのできる基本的な診療能力を修得すること,そして施設側への注文としてのアルバイトをせずに研修に専念できる環境を整備すること,である.これらの目的は,豊かな心で診療に励み,質の高い医療を提供できる医師すなわち良医を1人でも多く育てようということであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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