文献詳細
文献概要
症例
脳室穿刺により気脳症を合併した1例
著者: 目黒俊成1 寺田欣矢1 廣常信之1 西野繁樹1 浅野拓1 真鍋武聰1
所属機関: 1広島市立広島市民病院脳神経外科
ページ範囲:P.607 - P.610
文献購入ページに移動脳室穿刺は脳神経外科医にとって基本的手技の1つであり,1度の試みで成功させなければならないことは言うまでもない.しかし実際には,最初の穿刺が不成功に終わり,繰り返し穿刺の試みを行わざるを得ないことがあるということを日常臨床で経験する.今回われわれは脳室穿刺の繰り返しにより合併症を経験した.気泡が脳内に迷入・移動するという極めて稀な現象でもあった.合併症を起こしてしまったという反省の意味も込めてここに報告する.
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