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雑誌目次

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科34巻6号

2006年06月発行

雑誌目次

メランコリーと癒し

著者: 角田茂

ページ範囲:P.553 - P.554

古代ギリシアのアスクレピオス神殿に仕えた,ヒッポクラテス(前460~377)をはじめとする医師たちは,エンペドクレス(前492~432)の4体液説に基づく体液病理学を信奉していた.4体液とは血液,粘液,黄胆汁,黒胆汁であり,それぞれ心臓,脳,肝臓,脾臓で生成され,これらの循環障害により病気が起こると考えられていた.現在の解剖生理学では,血液はそのままの言葉で,粘液は髄液に,黄胆汁は単なる胆汁に変えて理解することができるが,黒胆汁のみは仮想のもので,仮説であった.しかし,エンペドクレスは黒胆汁の過剰状態が,人間にうつ状態を起こす,たちの悪い病態であることを指摘している.黒胆汁の存在は否定されたが,うつ状態があらゆる病気を悪化させることは,現代の精神医学においても真理であり,現在もなお,うつ状態のことを,メランコリー(黒いmelasと胆汁choléの合成語),すなわちギリシア語で黒胆汁症と呼んでいる.うつ状態があらゆる病気を悪化させることを洞察したエンペドクレスは,絶望は死に至る病であることを洞察したキルケゴールとともに,もっと臨床医学の場で評価されてもよいのではないかと,私は考えている.

 今年はモーツァルト生誕250周年ということであるが,私は今から24年前に,『私のモーツァルト体験』と題し,次のような文章を書いている.

総説

もやもや病に対する外科治療の実際と要点

著者: 岩間亨

ページ範囲:P.557 - P.564

Ⅰ.は じ め に

 もやもや病は最初に本邦で報告され67),日本語がそのまま病名として国際的に用いられている日本の脳神経外科医にとっては大変馴染みの深い疾患である65).その発生頻度は本邦において高く,発症の好発年齢に二峰性のピークがあり71),小児期発症例の多くが脳虚血症状を呈するのに対し,成人発症例では約60%が脳出血で発症すること,啼泣や吹奏,息を吹いて熱いものを冷ますなどの過呼吸の際に脳虚血発作を起こしやすいことなどは広く知られている.かつては確定診断のために脳血管撮影が必要であったが,近年,MRI/MRAの発達により非侵襲的に診断が可能となり,もやもや病と診断され医療機関を受診する患者が増加しつつある70).しかしながら,その他の脳血管障害と比較すればもやもや病の頻度は低く,1人の脳神経外科医が経験する症例数は必ずしも多くないため,実際にもやもや病の症例に遭遇した際,治療方針の決定,治療の実施に当惑することも多いと思われる.本稿では,もやもや病に対する外科治療を概説するとともに,実際の治療に際して重要と思われる要点について述べる.

解剖を中心とした脳神経手術手技

錐体斜台部病変に対するLateral Supracerebellar Transtentorial Approach

著者: 川又達朗 ,   片山容一

ページ範囲:P.567 - P.575

Ⅰ.は じ め に

 3番から12番までの脳神経は,脳幹を出て骨孔に至るまでの間に,脳幹周囲のくも膜下腔,脳槽を通過する.Chiasmatic cistern,carotid cistern,interpeduncular cistern,ambient cistern,trigeminal cistern, pontine cistern, cerebellopontine cisternなどである(Fig. 1).中頭蓋窩内側,テント切痕に沿っての手術,錐体骨先端部から斜台にかけての手術,小脳橋角部から大後頭孔にかけての手術では,これらの脳槽を露出して,内部を走行する脳神経の温存を図ることが,病変の処理とともに主要な目標になる.

 実際の手術では,これらの脳神経の通り道を一繋がりの「corridor(回廊)」として意識するとよい(Fig. 2).これを術野に展開するために,最も一般的に行われている方法は,presigmoid approach(posterior petrosal approach)である1).この術式は,中頭蓋窩から後頭蓋窩にかけて開頭し,中頭蓋底から錐体骨上面,そして錐体骨後面を露出する.次いで中頭蓋底に沿って硬膜を切開し,錐体骨の後端に至ったところで,尾側へ約90度転じ,上錐体静脈洞を切断し,S状静脈洞の前方で錐体骨後面に沿って,硬膜切開を後頭蓋窩へと伸ばす.側頭葉下面を頭側へ圧排すると,上錐体静脈洞の切断部でテントが確認されるので,これを切り,中頭蓋窩と後頭蓋窩を同一術野内に展開する.Presigmoid approachは側方からのアプローチであり(Fig. 3),「corridor」が術野の奥に,横たわるように露出されるため,これに対して常に直角に,同じ深度で手術操作を続けることができる.テント切痕周辺の病変,錐体骨斜台部病変に対して,汎用性が高い優れたアプローチである.反面,開頭は大きくなり複雑である.またS状静脈洞を露出して,その前方の硬膜に切り込まなくてはいけないこと,側頭葉を上方へ圧排するためLabbé静脈に張力がかかりやすいことなどにより,静脈系の合併症に注意を払う必要がある.

 「脳神経のcorridor」を露出する方法は,他にどのようなものがあるのだろうか.1つは,中頭蓋窩の前外方から斜め後内方へアプローチするanterior petrosal approachである(Fig. 3)5,6).この方法は,基本的には硬膜外のアプローチであり,錐体骨先端部のKawase's triangleを削除し,テントを切って後頭蓋窩に至る.開頭は単純であり,側頭葉の前半部から進入するため,圧排も無理なく行うことができる.静脈系の合併症も少ない.症例を選べば,侵襲が少ない安全な方法である.病変の主体が中頭蓋窩の内側にあるもの,特に腫瘍の本体が硬膜外にあるMeckel腔発生の三叉神経鞘腫は,最もよい適応となる.

 もう1つの方法は,後頭蓋窩側の後外側から前内側上方に向かって「corridor」を露出する方法である2,10-12).「corridor」に沿って後ろから前に進んで行く形になる.小脳の上面に側方からアプローチするため,lateral supracerebellar approachとよばれている7).テントを切って(transtentorial)中頭蓋窩に到達することも可能である.以下にその詳細を述べる.

研究

軽症くも膜下出血の治療成績―転帰不良を来す要因の分析

著者: 後藤泰伸 ,   山形専

ページ範囲:P.577 - P.582

Ⅰ.は じ め に

 脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血(SAH)の治療は開頭によるclipping術,Guglielmi detachable coil(GDC)塞栓術など多様化している2,5).症候性脳血管攣縮(vasospasm:VS)への対策を含め周術期管理も洗練され,治療成績はよくなってきた1,9,10,16,18,19).それでも重症例(WFNS grade Ⅳ,Ⅴ)は半数以上が転帰不良であり,一方軽症例でもいまだ10~20%は転帰不良となっている4,6,7, 11,13,14,17)

 そこで今回われわれは,軽症SAHの転帰不良となった原因を検討することとした.その要因としてVSをはじめ,さまざまに影響し合う因子が想定されるためロジスティック回帰(logistic regression analysis:LRA)を用いた.

片側顔面痙攣に対する神経減圧術中の顔面異常筋電図モニタリング所見と長期予後

著者: 福多真史 ,   山下慎也 ,   川口正 ,   渡部正俊 ,   村上博淳 ,   高尾哲郎 ,   田中隆一

ページ範囲:P.583 - P.589

Ⅰ.は じ め に

 片側顔面痙攣に対する微小血管減圧術中の顔面異常筋電図(abnormal muscle response,以下AMR)は術後の症状消失を予測する術中モニタリングとして用いられているが,その有用性については賛否が分かれている2,3,6,7,10-12).特に減圧操作前の早期にAMRが消失したり,解剖学的に確実に減圧操作が完了したと判断された場合でもAMRが残存したりする症例があり,これらがモニタリングとしての有用性に疑問を投じる原因となっている.最近,われわれは60例のAMRモニタリング症例を検討し術後の予後を予測するうえでの有用性について報告した20).今回60例の症例中術後5年以上観察できた症例を分析し,術中AMRモニタリング所見,特に早期消失例および残存例と長期予後との関係について検討した.

テクニカル・ノート

3D MR cisternography/angiography fusion imagingによる脳底部脳主幹動脈狭窄性病変の画像評価

著者: 佐藤透 ,   小坂章 ,   尾美賜 ,   大迫知香

ページ範囲:P.591 - P.596

Ⅰ.は じ め に

 脳底部脳主幹脳動脈のアテローム動脈硬化に起因する壁在plaqueは,その成長,破綻により脳梗塞を引き起こす1,2).アテローム血栓性脳梗塞は,虚血性脳血管障害の8~10%を占め2),北米,ヨーロッパ系に比べてアジア系住民でより高い発生率が報告されている10).最近では,薬物治療が無効な症候性狭窄例(>50%)に対して,stentingを含めたballoon angioplastyによる血管内治療を積極的に行うことが推奨されている2)

 われわれは,これまで,three-dimensional(3D)MR cisternography(MRC)と3D MR angiography (MRA),3D CT angiography(CTA)とを対比することで,脳底部脳主幹動脈の狭窄・閉塞性病変を評価してきた4).今回,3D MRCと3D MRAとの融合画像(3D MRC/MRA fusion image)を作成し6,7,9),アテローム動脈硬化による頭蓋内脳主幹動脈の狭窄性病変を血管外壁形態とともに立体的に画像評価したので,fusion imagingによる画像解析技術を報告し,その利点と問題点につき検討した.

頭蓋骨腫瘍に対する簡便で正確な頭蓋形成法

著者: 園田順彦 ,   加藤秀明 ,   大山秀樹 ,   新妻博

ページ範囲:P.599 - P.603

Ⅰ.は じ め に

 頭蓋欠損に対する頭蓋骨形成術の歴史は古く,最古の脳外科手術の1つである2).さまざま材料がimplantとして用いられてきたが,重要なポイントとしては,①十分な強度があること,②整形が容易であること,③長期間安定であること,④感染に強いこと,⑤炎症反応が低いこと,⑥発ガン性がないこと,⑦画像診断時のアーチファクトがでにくいこと,などが挙げられる3).②にも関係するが,美容上の問題も重要であり,特に顔面にかかる前頭部における頭蓋形成は,患者の手術の満足度,術後のQOLに大きく影響すると考えられる.Implantの材料としては,古くは金属が用いられていたが,近年は非金属のhydroxyapatite,siliconeが使用されている.欠点としては第一に整形が非常に困難であること挙げられる3).一方,1945年に導入されたmethylmethacrylateは本邦でも汎用されている7).硬化の初期段階では可鍛性であり,どのような形の欠損にも対応できる点12),金属のimplantと異なりCTやMRIなどの画像診断の妨げにならないことが長所である6).しかしながら頭蓋骨の形状は想像以上に複雑であり,methylmethacrylateでも正確に復元することはしばしば困難である.またmethylmethacrylateは重合時に熱を発生し周囲組織に障害を及ぼすことから,冷たい生理食塩水などを用い冷却する必要性がある8)

 近年はこれらの欠点を補うべく,CT画像に基づきコンピューター計測されたセラミックス製人工頭蓋が使用可能となっている10).しかしながら頭蓋骨腫瘍の手術では,二期的な手術が必要になること,また高価であるためにルーチンに使用されるには至っていない.

 そこでわれわれはmethylmethacrylateを用いた方法の問題点を解決するために,鋳型を骨セメントで形成し,それを基に人工頭蓋を形成することを考案した.この方法は,①極めて安価で簡便である点,②形状も正確であることから美容上問題ない点,③頭蓋骨とチタンプレートで固定できることから十分な強度が得られる点より,十分満足できる方法である.本稿では実際の症例を供覧しわれわれの工夫を紹介する.

症例

ラトケ嚢胞術後に発生したsecondary empty sella syndromeに対する経鼻的内視鏡下鞍底挙上術

著者: 芳村憲泰 ,   久保重喜 ,   永島宗紀 ,   長谷川洋 ,   富永紳介 ,   吉峰俊樹

ページ範囲:P.605 - P.610

Ⅰ.は じ め に

 症候性ラトケ嚢胞に対する治療法としては経蝶形骨洞的開窓術が一般的であり,症候性の再発例に対しても通常は同様の処置が行われる.また,開窓術後にsecondary empty sella syndromeを発症する症例は稀であり,これに対する治療法として確立されたものはない.今回われわれは,2度の開窓術後に視野障害で発症したsecondary empty sella syndromeの症例を経験した.Secondary empty sella syndromeの発症機序に対して考察を加え,治療法に関してはわれわれの工夫を報告する.

対側の内頸動脈後交通動脈分岐部動脈瘤破裂10年後に動脈瘤化,出血したinfundibular dilatationの1例

著者: 高橋千晶 ,   福田修 ,   堀恵美子 ,   亀田宏 ,   遠藤俊郎

ページ範囲:P.613 - P.617

Ⅰ.は じ め に

 Infundibular dilatationは内頸動脈後交通動脈分岐部で,①直径が3mm以下であること,②先端より後交通動脈が出ていることと定義され11,14),脳血管撮影時に7~25%にみられるとされている9,10).Infundibular dilatationの剖検例において,壁は正常で破裂の危険性は極めて少ないとするものがある一方6),破裂する例も存在するという報告もあり4,7-9,11),一定の見解はない.今回,左内頸動脈後交通動脈分岐部動脈瘤破裂時に対側の同部位に確認されたinfundibular dilatationが,10年後には動脈瘤化,破裂し,治療した例を経験したため,文献的考察を加えて報告する.

定型的画像所見を呈さなかった両側基底核部および大脳半球白質に浸潤する中枢神経系hCG産生胚腫による思春期早発症の1例

著者: 杉山慎一郎 ,   隈部俊宏 ,   三野正樹 ,   藤村幹 ,   藤原幾磨 ,   冨永悌二

ページ範囲:P.619 - P.624

Ⅰ.は じ め に

 中枢神経系胚腫の10~20%はヒト絨毛性ゴナドトロピン(human chorionic gonadotropin:hCG)を産生し10,12,15),hCG産生胚腫(hCG-producing germinoma)と呼ばれる4,12).組織中にhCG免疫染色陽性のsyncytiotrophoblastic giant cell(STGC)を認めるものはgerminoma with STGCと呼ばれるが,STGCを証明できないhCG産生胚腫もしばしば存在する4,12).これら症例の中で,腫瘍の産生するhCGの黄体形成ホルモン(luteinizing hormone:LH)類似作用により,思春期早発症を生ずることがある1)

 中枢神経系胚腫の大部分は,特徴的なmagnetic resonance imaging(MRI),computed tomography(CT)所見を呈し3,5,11),年齢,発症形式を含めた臨床所見と考え合わせることにより比較的容易に診断を下すことが可能である.しかしこれらの中で基底核部胚腫は,特徴的な画像所見を呈することがなく診断の難しい症例があることが報告されている8,9,14,16)

 今回われわれは,思春期早発症を呈し,髄液中のhCG値が高いことから中枢神経系hCG産生胚腫が示唆されるも,画像所見が非特異的であったために診断に苦慮し,最終的にT1強調画像(T1WI)にて淡く高信号を呈した両側基底核部のうち,片側の定位脳生検によりhCG産生胚腫との確定診断を得た1例を経験したので報告する.

高齢者特発性脊髄ヘルニアの1症例

著者: 井上明宏 ,   河野兼久 ,   武田哲二 ,   奥田文悟 ,   武智昭彦 ,   河野啓二 ,   岡本憲省 ,   山口佳昭 ,   石井大造 ,   鴨川賢二 ,   森千晃 ,   佐々木潮

ページ範囲:P.627 - P.631

Ⅰ.は じ め に

 特発性脊髄ヘルニアは,進行性の脊髄障害を呈する疾患で,以前は稀な疾患であるとされていた.しかし,近年ではmagnetic resonance imaging(MRI),computed tomography myelogram(CTM)などの画像診断の急速な進歩により,本疾患の概念や病態が周知されるようになり,徐々に日常臨床での報告例が増加しつつある4,10).したがって,特発性脊髄ヘルニアは,胸髄髄節に感覚障害レベルを有するparaparesis例やBrown-Séquard症候群例の鑑別診断として,念頭に置くべき疾患の1つとなっている.今回,われわれは硬膜欠損部より脊髄が右腹側に突出した高齢者特発性脊髄ヘルニアの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

コラム 医事法の扉

第2回 「説明義務」

著者: 福永篤志 ,   河瀬斌

ページ範囲:P.625 - P.625

「説明義務」は,平成9年の医療法の改正で「医師,歯科医師,薬剤師,看護師その他の医療の担い手は,医療を提供するに当たり,適切な説明を行い,医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない.」(1条の4第2項)と条文として明文化されました.これは,まさにインフォームド・コンセントです.また,診療契約上の義務としての説明義務(民法645条)および療養指導義務(医師法23条)としても基礎づけられています.

 われわれ脳神経外科医にかかわる医療過誤訴訟では,「説明義務違反」が高率に認定されていることがわかりました1).つまり,われわれの患者さんに対する説明が足りないと裁判所からいわれているのです.

報告記

Joint Neurosurgical Convention 2006学会報告記(2006年1月21日~27日)

著者: 菅原卓

ページ範囲:P.632 - P.633

第4回International Mt. Bandai Symposium for Neuroscience(溝井和夫会長,秋田大学脳神経外科教授)と第5回Pan-Pacific Neurosurgery Congress(齋藤孝次会長,釧路脳神経外科病院理事長)はJoint Neurosurgical Convention 2006(JNC2006)として2006年1月21日より27日までの7日間にわたり,アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島ワイコロアのHilton Waikoloa Villageで合同開催されました.

 JNC2006には多数の演題をご応募いただき,実質6日間の会期に8題の特別講演,14題の基調講演,78題の口演,50題のポスター講演として合計150演題を組ませていただきました.200人以上の先生方が真冬の日本,アメリカ,ヨーロッパを離れ,常夏の島での学会に参加されました.

脳神経外科をとりまく医療・社会環境 これだけは知っておきたい個人情報保護法

第2回 具体的な場面での解決のプロセス-医療一般において

著者: 稲葉一人

ページ範囲:P.635 - P.640

1.思考のプロセスとルールの確認

 個人情報保護法を具体的な事例への当てはめにあたっては,厚生労働省発行のガイドラインやQ&Aでは解決できていない問題が山積みであることは前回に示しました(34巻5号参照).そこでは,私たちは,個人情報保護法の考え方を学び,「思考のプロセスとルール」に基づき対処するしかないのですが,これを簡単に復習しておきます.

基本情報

Neurological Surgery 脳神経外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1251

印刷版ISSN 0301-2603

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