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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科34巻7号

2006年07月発行

文献概要

コラム 医事法の扉

第3回 「応招義務」

著者: 福永篤志1 河瀬斌1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.743 - P.743

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 医師には,診察治療を希望する患者の依頼を断ってはいけないという「応招義務」(医師法19条1項)があり,正当な理由がないと拒否できないのが原則です.たしかに,すべての救急要請を受けることができればそれに越したことはないのですが,われわれ脳神経外科の場合には,例えば,手術中で診察ができないという通称「オペ止め」の場合など,その要請を断らざるをえないような状況もあります.それでは,専門外やベッド満床のときはどうでしょうか.

 判例によって示された基準をみてみましょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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