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報告記
第9回 国際脳血管攣縮カンファレンス報告記(2006年6月27~30日)
著者: 小野成紀1 伊達勲1
所属機関: 1岡山大学大学院脳神経外科
ページ範囲:P.952 - P.953
文献購入ページに移動さて,開催地イスタンブールは黒海からマルマラ海(さらにエーゲ海へ続く)に注ぐボスポラス海峡の両岸にまたがる都市で,東京にも匹敵する人口1,300万のメガロポリスであることはあまり知られていない.海峡の両岸には世界遺産に指定された赤レンガと白壁に彩られた高級住宅が所狭しとひしめき合っており,オスマン朝の遺構である荘厳なイスラム建築の宮殿が景観に花を添えている(写真2).また,金角湾と呼ばれる入り江の南側にはビザンチン(東ローマ)帝国時代のキリスト教寺院や,オスマントルコ時代の巨大で流麗なモスクが見事な調和を保ちながら並んでいる.このあたりは周囲をビザンチン時代に築かれた城壁に囲まれたいわゆる“旧市街”と称せられ,世界遺産として観光のホットスポットとなっている(写真2).
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