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報告記
LINNC Paris 2007報告記(2007年7月2~4日)
著者: 堀智勝1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.944 - P.945
文献購入ページに移動 LINNCとは“Live Interventional Neuroradiology Neurosurgery Course”のことである.このたび私は第66回の脳神経外科総会において日本のエキスパート4人によるライブ手術デモンストレーションを企画しているので,よい機会であると思い,私が留学したパリで開かれるということもあり,知らせが来たとたんこのLINNCに申し込んでしまった.
さて,Paris Louvreで開かれた第1回の血管内治療と脳神経外科のlive surgeryをデモするこの会はMoret教授(Roth child Paris)とHelsinki大学脳神経外科Hernesniemi教授(Finland)が共同開催した形となっているが,実際はMoret教授の独り舞台のような学会であった.日本からも多数の血管内治療の専門の先生が参加していた.会としては非常に盛り上がったもので,私のような血管内治療の門外漢にとっても非常にためになる学会であった.パリコレクションでモデルたちが歩くギャラリーを,まるでモデルのようなMoret教授が,時に4面のビデオモニターを同時に見つつたくみに症例と手技を解説しながら,動脈瘤遺伝子や,rheology,クリッピング術などのトピックスとSpetzler教授を中心としたゲストの講演をうまく混ぜ,その一方で血管内治療手技を,わざわざ困難な症例を選んで,とことんまでこだわった治療をライブで見せ,ヘルシンキではマイクロ手術をH教授が見せ,双方が同時進行で,午前・午後と3例ずつライブデモするという息もつかせぬ早業でのプロフェッショナルの技を堪能させていただいた.
さて,Paris Louvreで開かれた第1回の血管内治療と脳神経外科のlive surgeryをデモするこの会はMoret教授(Roth child Paris)とHelsinki大学脳神経外科Hernesniemi教授(Finland)が共同開催した形となっているが,実際はMoret教授の独り舞台のような学会であった.日本からも多数の血管内治療の専門の先生が参加していた.会としては非常に盛り上がったもので,私のような血管内治療の門外漢にとっても非常にためになる学会であった.パリコレクションでモデルたちが歩くギャラリーを,まるでモデルのようなMoret教授が,時に4面のビデオモニターを同時に見つつたくみに症例と手技を解説しながら,動脈瘤遺伝子や,rheology,クリッピング術などのトピックスとSpetzler教授を中心としたゲストの講演をうまく混ぜ,その一方で血管内治療手技を,わざわざ困難な症例を選んで,とことんまでこだわった治療をライブで見せ,ヘルシンキではマイクロ手術をH教授が見せ,双方が同時進行で,午前・午後と3例ずつライブデモするという息もつかせぬ早業でのプロフェッショナルの技を堪能させていただいた.
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