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編集後記 フリーアクセス
著者: 吉峰俊樹
所属機関:
ページ範囲:P.222 - P.222
文献購入ページに移動思い起こせば,ヒポクラテスの誓いにはパターナリズムにのっとった「医師中心主義」の面がある1).特に昨今重視される「患者への説明責任」や「患者の自己決定権」とは相反し,「医術の知識を外部のものに与えてはならない」(情報を公開しない),「自身の能力と判断に従って治療法を選択する」(治療法を決定するのは医師である)という.ヒポクラテスの誓いの現代版といえる世界医師会の「ジュネーブ宣言」もその性格はやはりパターナリズムといえるものであり,「患者側の権利」には触れられていない2).
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