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Decursus Morbi
著者: 落合慈之1
所属機関: 1NTT東日本関東病院
ページ範囲:P.527 - P.528
文献購入ページに移動 Decursus Morbiのことである.恥ずかしながら正式訳語は知らない.筆者なりに勝手に“疾患の発症様式”といった意味と解している.
筆者がDecursus Morbiという語を知ったのは学生時代であった.神経内科の臨床実習で,たまたま何かの質問をした筆者に,「これを読みなさい」とM先生が差し出された診断学の教科書の冒頭にそれがあったからである.そこには,第1章 神経学的検査法,その1.Anamnesisとあり,A few paradigmata of some typical “curves of development” (decursus morbi) may be instructive.という記述のもと,神経系の代表的疾患の発症の様子が,縦軸が症状の重さ,横軸が時間経過を示す模式図とともに解説されていた.
筆者がDecursus Morbiという語を知ったのは学生時代であった.神経内科の臨床実習で,たまたま何かの質問をした筆者に,「これを読みなさい」とM先生が差し出された診断学の教科書の冒頭にそれがあったからである.そこには,第1章 神経学的検査法,その1.Anamnesisとあり,A few paradigmata of some typical “curves of development” (decursus morbi) may be instructive.という記述のもと,神経系の代表的疾患の発症の様子が,縦軸が症状の重さ,横軸が時間経過を示す模式図とともに解説されていた.
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