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書評
『ボダージュ先生の医学英語論文講座』―ジョージ・ボダージュ(Georges Bordage)●著,大滝 純司,水嶋 春朔,當山 紀子●訳
著者: 新保卓郎1
所属機関: 1国立国際医療センター研究所医療情報解析研究部
ページ範囲:P.162 - P.162
文献購入ページに移動 今やあまたのコミュニケーション技術が利用され,個人は多数の表現手段で社会とつながっている.論文を作成するというのも,1つのコミュニケーションの手段であろう.自分の経験や思考を自分の中だけにとどめず,皆が共有できる情報として伝えていく.
論文を書くことそのものが,コミュニケーション技能を磨くための重要な医学研修の方法であろう.論文を書こうと思えば,読者の思考の流れに思いを馳せなければまとめることができない.この方法の習得に,近道はないものと思われる.多数の医学文献を読み,論文作成の経験を積み,同僚や上司から指摘を繰り返し受け,多数のreject letterを積み重ねて,修得されるものであろう.しかし手引きがあればありがたい.本書はこのような論文作成の優れた手引書である.ポイントが簡潔に整理され,まとめられている.恐らく半日で読み終える分量であろう.その中に重要なエッセンスが多数盛り込まれている.
論文を書くことそのものが,コミュニケーション技能を磨くための重要な医学研修の方法であろう.論文を書こうと思えば,読者の思考の流れに思いを馳せなければまとめることができない.この方法の習得に,近道はないものと思われる.多数の医学文献を読み,論文作成の経験を積み,同僚や上司から指摘を繰り返し受け,多数のreject letterを積み重ねて,修得されるものであろう.しかし手引きがあればありがたい.本書はこのような論文作成の優れた手引書である.ポイントが簡潔に整理され,まとめられている.恐らく半日で読み終える分量であろう.その中に重要なエッセンスが多数盛り込まれている.
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