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研究
頚椎神経根診断におけるcurved coronal MPR imaging の有用性
著者: 犬飼千景1 犬飼崇1 松尾直樹1 清水郁男2 五島久陽1 高木輝秀1 高安正和1
所属機関: 1愛知医科大学医学部脳神経外科 2愛知医大病院中央放射線部
ページ範囲:P.251 - P.257
文献購入ページに移動頚椎神経根症において,骨棘や椎間板ヘルニアによる椎間孔部での圧迫による神経根症状は,脊髄症や神経筋疾患との鑑別が困難な例もあり,正確な画像診断が必要とされる.また,外科的治療を選択するにあたり責任病巣の正確な同定が最も重要である.しかし,通常のMRI撮影法では責任病巣の同定が困難な症例も多い.
今回われわれはtrue fast imaging with steady-state precession(true FISP),3D T2 weighted sampling perfection with application optimized contrasts using different fillip angle evolution(3D T2W SPACE),3D multi-echo data image combination(3D MEDIC)という3次元MRIを用いたcurved coronal multiplanar reconstruction(MPR)imagimgという新しい手法を用いることが頚椎神経根症の画像診断に非常に有用であると思われたため,おのおのの手法の画像特徴も含め紹介する.
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