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報告記
第6回日独脳神経外科学術会議報告記(2009年10月16日)
著者: 櫻田香1 嘉山孝正1
所属機関: 1山形大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.302 - P.302
文献購入ページに移動 2009年10月16日,日本医科大学教授寺本明会長のもと,第68回日本脳神経外科学会学術総会と第6回日独脳神経外科学術会議が開催されました.日独脳神経外科学術会議は,1994年に高倉公朋教授,Fahlbusch教授が創設された会で,ドイツ・エルランゲンで第1回会議が開催されました.その後は日本とドイツで交互に開催され,今回が第6回目となります.日本医学の歴史を振り返ってみても,偉大な先人たちがドイツで勉学に励み大きな業績を残しましたが,脳神経外科領域においてもたくさんの脳神経外科医がドイツにて学び,日本の脳神経外科のレベルを引き上げ,近年では日独が手を取り合い世界の脳神経外科の発展に貢献しています.
学術集会の演題は全部で26題あり,ドイツ側演者16名,日本側演者10名でした.発表は,悪性脳腫瘍の腫瘍幹細胞研究の最先端,脳血管障害,脊髄外科,外傷などからBrain Machine Interface(BMI)など未来につながる内容まで多岐にわたりました.多彩な分野の最先端の講演を1日で集中的に聴くことができ,非常に勉強になりました.脳神経外科学の奥深さにも改めて感動いたしました.また,発表された先生の他にも,ドイツにゆかりのある先生方が大勢出席され,ときにジョークを交え楽しい笑い声も聞かれる中で活発な討論がなされました.前回の第5回学術会議(2006年)はドイツ・エッセンでの開催でしたが,ドイツ脳神経外科学会総会の全演題の中に日本からの演題が入るという形で,学会のofficial languageがドイツ語だったためなかなかdiscussionをするのが困難でありました.
学術集会の演題は全部で26題あり,ドイツ側演者16名,日本側演者10名でした.発表は,悪性脳腫瘍の腫瘍幹細胞研究の最先端,脳血管障害,脊髄外科,外傷などからBrain Machine Interface(BMI)など未来につながる内容まで多岐にわたりました.多彩な分野の最先端の講演を1日で集中的に聴くことができ,非常に勉強になりました.脳神経外科学の奥深さにも改めて感動いたしました.また,発表された先生の他にも,ドイツにゆかりのある先生方が大勢出席され,ときにジョークを交え楽しい笑い声も聞かれる中で活発な討論がなされました.前回の第5回学術会議(2006年)はドイツ・エッセンでの開催でしたが,ドイツ脳神経外科学会総会の全演題の中に日本からの演題が入るという形で,学会のofficial languageがドイツ語だったためなかなかdiscussionをするのが困難でありました.
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