Neurological Surgery 脳神経外科38巻4号

2010年04月発行

テクニカル・ノート

脳神経外科領域における手術用拡大鏡（ルーペ），手術用ライトの使用経験

著者： 河野健一¹ 宇賀愛¹ 森恩¹ 芳賀整¹ 濱田康宏¹ 詠田眞治¹

所属機関： ¹国立病院機構九州医療センター脳神経外科臨床研究センター

ページ範囲：P.335 - P.339

Ⅰ．はじめに

　手術用拡大鏡（ルーペ）と手術用ライトは心臓血管外科領域で頻用されているが，脳神経外科領域での使用は本邦では少ないと思われる．当施設では脳神経外科医師6名全員がルーペを有し，術者と助手がルーペと手術用ライトを装着して手術を行っており，その使用経験を報告する．

参考文献

1）Hart RG, Hall J：The value of loupe magnification：an underused tool in emergency medicine. Am J Emerg Med 25：704-707, 2007

2）Mansueto MA, Overton JD：A clinician's guide to purchasing surgical loupes. Tex Dent J 124：174-186, 2007

3）澤田則宏：拡大鏡と外科用実体顕微鏡．DE 133：5-10, 2000

4）竹田淳志：拡大鏡（ルーペ）について．歯科医療20：11-17, 2006