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報告記
第1回日本スイス脳神経外科共同カンファレンス報告記(2009年7月23~26日)
著者: 本郷一博1
所属機関: 1信州大学脳神経外科
ページ範囲:P.378 - P.379
文献購入ページに移動日本からは30名を超える先生方が出席され,スイスをはじめヨーロッパ諸国からもほぼ同数の参加があった.学術集会は4日間にわたり,58題の発表が行われた.題目は脳血管障害,脳腫瘍,頭蓋底外科,機能脳神経外科,解剖生理の基礎研究など多岐にわたり,とても有意義なものであった.海外の先生方の発表では特に,Bertalanffy先生の“Treatment of Brainstem Cavernomas”,Ohgaki先生(Lyon)の“Genetic pathways to primary and secondary glioblastoma”,Valvanis先生(Zurich)の“Curative endovascular treatment of brain AVM's”,Yonekawa先生(Zurich)の“Thoughts on upper basilar aneurysms”などが印象に残り,私としてはいずれも15分間の発表ではなく特別講演として聴きたい内容のものであった.日本からは,若手の先生方の素晴らしい発表も多く,またディスカッションにも積極的に参加され,日本の存在感を強くアピールできたと思っている.
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