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書評
『神経診断学を学ぶ人のために』―柴﨑 浩●著
著者: 水野美邦1
所属機関: 1順天堂越谷病院
ページ範囲:P.440 - P.440
文献購入ページに移動 このたび,柴﨑浩先生が『神経診断学を学ぶ人のために』という本を書かれた.わが国における臨床神経学・神経生理学の第一人者である先生の単著である.アメリカでのレジデント生活の経験も持たれる先生の御本で大変期待の持たれる単行本である.先生は,京都大学臨床神経学講座の主任教授を務められ,今は退官して武田総合病院の顧問をしておいでになる.
目次を拝見すると,神経疾患の診断(総論),病歴聴取,診察の手順,意識状態の把握,脳神経領域と脳幹と続き,後者はさらに嗅覚,視覚から舌下神経まで,詳しく記載されている.次は,頚部と体幹,四肢の運動機能,腱反射と病的反射,不随意運動,体性感覚系,自律神経系,姿勢・歩行と続き,神経学的診察が完了する.さらにその先には,精神・認知機能,失語・失行・失認,認知症,発作性・機能性神経疾患,心因性神経疾患,視床下部と神経内分泌,神経内科的緊急症,日常生活障害度,機能回復と予後,検査方針の立て方と続き,神経学的診察の結果から,どのようにして病因診断に進むのかがわかるように配慮されている.
目次を拝見すると,神経疾患の診断(総論),病歴聴取,診察の手順,意識状態の把握,脳神経領域と脳幹と続き,後者はさらに嗅覚,視覚から舌下神経まで,詳しく記載されている.次は,頚部と体幹,四肢の運動機能,腱反射と病的反射,不随意運動,体性感覚系,自律神経系,姿勢・歩行と続き,神経学的診察が完了する.さらにその先には,精神・認知機能,失語・失行・失認,認知症,発作性・機能性神経疾患,心因性神経疾患,視床下部と神経内分泌,神経内科的緊急症,日常生活障害度,機能回復と予後,検査方針の立て方と続き,神経学的診察の結果から,どのようにして病因診断に進むのかがわかるように配慮されている.
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