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報告記
第7回アジア脳腫瘍学会報告記(2010年6月10~12日)
著者: 西川亮1
所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター脳神経外科
ページ範囲:P.860 - P.861
文献購入ページに移動 アジア脳腫瘍学会(Asian Society for Neuro-Oncology:ASNO)はアジアにおけるneuro-oncologyの質の底上げと,この分野に携わる医師・研究者の親睦を図ることを意図した学会であるが,同時に,世界脳腫瘍学会(World Federation of Neuro-Oncology:WFNO)において北米,ヨーロッパとの3極を形成するためにアジアで組織されたという背景がある.第1回のASNO Meetingは日本(熊本)で行われ,以来韓国(ソウル),中国(上海),台湾(台北),トルコ(イスタンブール),日本(横浜)と続き,今回が第7回である.今回はソウルのJW Marriott Hotelが会場であった.
会長はKyung-Gi Cho先生で,若い時に米国UCSFに留学経験があり,日本にも知己の多い先生である.参加国は21カ国,参加者は373名,演題数は279題であった.やはり地元韓国からの演題が111題と最も多かったが,次いで日本72題,中国43題で,この3カ国が主要国ということになる.韓国と中国からはneuro-oncologyといっても手術の演題が多く,頭蓋底腫瘍や髄膜腫,下垂体腫瘍のセッションも開かれていた.招待演者にはSamii先生もいらっしゃって神経鞘腫の手術について講演された.
会長はKyung-Gi Cho先生で,若い時に米国UCSFに留学経験があり,日本にも知己の多い先生である.参加国は21カ国,参加者は373名,演題数は279題であった.やはり地元韓国からの演題が111題と最も多かったが,次いで日本72題,中国43題で,この3カ国が主要国ということになる.韓国と中国からはneuro-oncologyといっても手術の演題が多く,頭蓋底腫瘍や髄膜腫,下垂体腫瘍のセッションも開かれていた.招待演者にはSamii先生もいらっしゃって神経鞘腫の手術について講演された.
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